保護貿易論(読み)ほごぼうえきろん

世界大百科事典(旧版)内の保護貿易論の言及

【貿易理論】より

…第3に,各国の国内市場で完全競争が行われ,外部効果がなく,貿易をしてもしなくても国内の生産力に差異が生じないといった自由貿易論の諸仮定も多くの場合に非現実的である。自由貿易主義に対抗して保護貿易論(〈保護貿易〉の項参照)がしばしば台頭してくるのは,そのためである。保護貿易論の内容はさまざまであるが,国内市場の不完全性を問題にする〈ひずみ論〉と,自由貿易命題の静態的前提を批判する幼稚産業保護論に大別される。…

※「保護貿易論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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