保安帽(読み)ほあんぼう(英語表記)safety helmet

精選版 日本国語大辞典 「保安帽」の意味・読み・例文・類語

ほあん‐ぼう【保安帽】

〘名〙 工事現場などで作業をする人が、安全のためにかぶる帽子
※水の葬列(1967)〈吉村昭〉一「三個の黄色い保安帽とゴム合羽がもどってくるのが見えた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保安帽」の意味・わかりやすい解説

保安帽
ほあんぼう
safety helmet

安全帽ともいう。頭部傷害を防ぐための作業帽。軽金属プラスチックなどの軽量材料を使用しているが,防護力,耐久力など,いずれも日本工業規格 JISによって細かく規定され,かつ,必要に応じて,厚生労働省の国家検定に合格したものを用いなければならない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の保安帽の言及

【保護具】より

…(8)炉前作業,消火作業などの著しい放射熱から顔や体を保護するための防熱面,防熱衣。(9)物体の飛来,倒壊の危険のある場所で頭部を保護するための保安帽,このほか,乗車用,荷役用,電気用などの安全帽。(10)診療用X線防護のための特殊な手袋,前掛け,眼鏡,放射性物質用の保護衣,呼吸保護具,全身防護服など。…

※「保安帽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android