俗説(読み)ぞくせつ

精選版 日本国語大辞典 「俗説」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐せつ【俗説】

〘名〙 はっきりした根拠もなく、世間一般にいい伝えられている説。世俗の人の説。
作文大体(1108頃か)「第十俗説 凡俗説者世俗所伝之説也」
仮名草子・かなめいし(1663)中「その外浮(うき)たる俗説(ゾクセツ)どもにいよいよたましゐをけす斗也」 〔漢書‐刑法志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「俗説」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐せつ【俗説】

確かな根拠もなく、世間に言い伝えられている話。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「俗説」の読み・字形・画数・意味

【俗説】ぞくせつ

世俗の間に伝えられる説。〔池北偶談、談異四、天医〕俗に雷部、人をつときは、必ず天りて之れに隨ふ。或いはつときは、則ち旋(ま)た之れを活かすと。ごろ~二人同行して雷にひ、皆死す。其の一人忽(きやうこつ)として一比丘(びく)(尼)を見、~則ち生く。比丘亦た見えずと。

字通「俗」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android