俗塵(読み)ぞくじん

精選版 日本国語大辞典 「俗塵」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐じん ‥ヂン【俗塵】

〘名〙 うき世のちり。俗世間のわずらわしいあれこれ。世塵
懐風藻(751)遊吉野山〈丹広成〉「放曠多幽趣、超然少俗塵」
平家(13C前)五「爰に文覚たまたま俗塵をうちはらって法衣を飾ると雖も、悪行猶心にたくましうして」 〔李嶠‐奉和幸韋嗣立山荘侍宴応制〕

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デジタル大辞泉 「俗塵」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐じん〔‐ヂン〕【俗×塵】

浮世のちり。俗世間の煩わしい事柄。「俗塵を避ける」
[類語]俗事世塵世故世事俗用

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普及版 字通 「俗塵」の読み・字形・画数・意味

【俗塵】ぞくじん

世俗のけがれ。

字通「俗」の項目を見る

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