価千金(読み)アタイセンキン

デジタル大辞泉 「価千金」の意味・読み・例文・類語

あたい‐せんきん〔あたひ‐〕【価千金/値千金】

千金値打ちがあること。高い価値のあること。「春宵一刻―」「酔い醒めの水は―」
[類語]めぼしい目立つ引き立つ顕著水際立つ著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ掛け替えのない群を抜く卓抜卓出卓越卓絶逸出素晴らしい素敵見事立派最高絶妙秀逸結構目覚ましい輝かしい妙なるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える抜群抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人はだし超人的

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「価千金」の解説

価千金

非常に価値があること。

[使用例] 戸締りをして、電気あんですっかり温くなっているとんの中で足を伸ばすと価千金といいたいほど有難かった[海野十三深夜市長|1936]

[由来] 一一~一二世紀、北宋王朝の時代の中国文人しょくの詩「春夜」の一節、「しゅんしょう一刻、あたい千金(春の心地のよい夜の楽しみは、莫大なお金に相当するほど価値がある)」から。「千金」は、黄金一〇〇〇両といった意味で、非常に価値があることのたとえ。

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