出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
奈良市水門町にあり、明治時代に作成された池泉(ちせん)回遊式借景庭園。現在は寧楽(ねいらく)美術館が管理している。この地は東大寺西南院址(し)にあたり、明治30年(1897)ごろから、ここに居住していた関藤次郎によって作庭された。施工者は京都の庭師林源兵衛である。大池泉回遊の形式をとるが、これは、明治から大正にかけて流行した形式である。全面積は2800余坪(約9240平方メートル)あり、書院の水心亭に対する庭園である。池泉は水字形で、中島があり、これに石臼(いしうす)を利用した沢渡(さわた)りを用い、中島には天平(てんぴょう)時代の大礎石を景にしている。上部から流れを導き、南部に滝を落とし、東部に田園風景があり、中間の築山(つきやま)は遠く若草山に続くよう意匠されている。また借景としては東大寺三門もある。
[重森完途]
《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
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