供香(読み)くこう

精選版 日本国語大辞典 「供香」の意味・読み・例文・類語

く‐こう ‥カウ【供香】

〘名〙 仏語仏前に香をたいて供えること。また、その香。
高野山文書‐仁治二年(1241)七月日・金剛峯寺衆徒陳状案「備大塔五仏之供香

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の供香の言及

【香】より

…沈香(じんこう),乳香,丁字(ちようじ)のような植物質,麝香(じやこう),竜涎香(りゆうぜんこう)のごとき動物質もある。その用法は供香(そなえこう),空香(そらだき),翫香(がんこう)に大別される。香は人を陶酔させ,脱我的な歓喜に誘うとともに,神秘的,呪術的な作用をもち,太古から祭祀に不可欠なものであった。…

※「供香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android