侍人（読み）さぶらいびと

精選版 日本国語大辞典

さぶらい‐びと さぶらひ‥【侍人】

〘名〙 主君のおそばに仕える人。さぶらい。

※書紀（720）景行四〇年一〇月（北野本南北朝期訓）「歌(うたよみ)して侍者(サフラヒヒト)に問て曰(のたま)はく」

じ‐じん【侍人】

〘名〙 君主のそば近く仕える人。近侍の臣。おそばづき。侍臣。

※正倉院文書‐天平一二年（740）越前国江沼郡山背郷計帳「弟江沼臣族牛麻呂、年肆拾、正丁、侍人、左目用尾疵」 〔春秋左伝‐襄公二五年〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

さぶらい‐びと〔さぶらひ‐〕【^▽侍人】

貴人のそばに仕える人。侍者。おつき。
「―呼びつけ、ものなど言ひたるけはひも」〈能因本枕・一二四〉

出典　小学館

普及版 字通

【侍人】じじん

貴人の側に仕える人。〔孟子、万章上〕問うて曰く、或ひと謂ふ、孔子は衞に於て癰疽(ようそ)（瘍医）をとし（その家に宿り）、齊に於ては侍人瘠(せきくわん)をとすと。(こ)れりやと。

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出典　平凡社「普及版 字通」