使回(読み)つかいまわす

精選版 日本国語大辞典 「使回」の意味・読み・例文・類語

つかい‐まわ・す つかひまはす【使回】

〘他サ五(四)〙
① さんざんに使う。こき使う。また、意のままに使う。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝三四「新吉新吉と使ひ廻して」
※それから(1909)〈夏目漱石〉六「自己道念を誇張して、得意に使(ツカ)ひ回(マハ)してゐた」
ひとつのものを複数使用者が順々に使う。また、ひとつのものを複数の用途に使う。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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