佳所・佳処(読み)かしょ

精選版 日本国語大辞典 「佳所・佳処」の意味・読み・例文・類語

か‐しょ【佳所・佳処】

〘名〙
① ながめや環境などのよい場所。
※仏乗禅師東帰集(1335頃)宿鶴林寺寄呈息休長老「杖鞋曾媿坌埃、佳処優遊心未灰」
※中華若木詩抄(1520頃)上「其塵中より出で、此水竹の佳処へ来るほどに」 〔杜甫‐次空霊岸詩〕
② すぐれている点。長所
※蛻巖先生答問書(1751‐64か)下「此の佳処不佳処を覚え申候こと」

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