作者未詳歌(読み)さくしゃみしょうか

世界大百科事典(旧版)内の作者未詳歌の言及

【読人不知歌】より

…和歌用語。作者不明の歌ならばすべて〈読人知らず〉といえるわけだが,一般の習慣として《万葉集》の歌では〈作者未詳歌〉と呼び,平安時代の歌の場合だと〈読人知らず歌〉と呼んでいる。藤原清輔の《袋草紙(ふくろそうし)》では勅撰和歌集などでのこの語の使用について論じ,作者が実際にわからぬ場合,下賤の者である場合,歌詞に支障ある場合に〈読人知らず〉としてあるというが,勅勘の身であったために作者名が記されなかった平忠度(ただのり)の例もあった。…

※「作者未詳歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android