作業量(読み)さぎょうりょう

世界大百科事典(旧版)内の作業量の言及

【経営・経営管理】より


[科学的管理]
 その一環に先述のF.W.テーラーがいた。彼は1903年発表の《工場管理》で,工場管理の課題を低労務費・高賃金の実現に求め,1日の作業量=課業taskを動作研究・時間研究によって科学的に算出し,課業達成者には高賃率の賃金,そうでない者には低賃率の賃金を与えるという提案を行った。この場合の課業は,中心的な作業それぞれについて熟練労働者を5~6人から7~8人集めて作業を行わせ,動作研究を通して最速最適な動作のつながりをそのなかから発見し,これを標準的な仕事のやり方として確定する。…

※「作業量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」