作倒(読み)つくりだおれ

精選版 日本国語大辞典 「作倒」の意味・読み・例文・類語

つくり‐だおれ ‥だふれ【作倒】

〘名〙
① つくってみたが、不作であること。
※俳諧・詞林金玉集(1679)一一「作りたをれひん田は質におくて哉〈曾立〉」
作物が不作のため身代の倒れること。
※俳諧・六日飛脚(1679)「住すつる八百八谷虎臥て〈遠舟〉 つくりたふれか執心の鬼〈正察〉」
浮世草子傾城禁短気(1711)二「仮令作(ツク)り倒(ダヲ)れの百性のやうなる男にも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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