余韻(読み)ヨイン

デジタル大辞泉 「余韻」の意味・読み・例文・類語

よ‐いん〔‐ヰン〕【余韻/余×韵】

音の鳴り終わったのちに、かすかに残る響き。また、音が消えたのちも、なお耳に残る響き。余音。「鐘の音の―が耳もとを去らない」
事が終わったあとも残る風情や味わい。「感動の―にひたる」
詩文などで言葉に表されていない趣。余情。「―のある作品」
[類語](1反響残響/(3おもむき風情気韻風韻幽玄気分興味内容興趣情趣情調情緒風趣風格余情詩情詩的味わい滋味醍醐味だいごみ妙味雅味物の哀れポエジーポエティックポエトリーロマンチックメルヘンチックリリカルセンチメンタルファンタジックファンタスティック幻想的夢幻的神秘的ドリーミー感傷的

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「余韻」の読み・字形・画数・意味

【余韻】よいん(ゐん)

後までも残る趣。宋・欧陽脩〔山亭記〕風の餘然(あいぜん)として江に被(かうむ)るに至りては、今に至るまで人ほ之れを思ふ。

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