余輩・予輩(読み)よはい

精選版 日本国語大辞典 「余輩・予輩」の意味・読み・例文・類語

よ‐はい【余輩・予輩】

[1] 〘名〙 他のやから。ほかのやつら。
正法眼蔵(1231‐53)弁道話「全公は祖師西和尚の上足として、ひとり無上の仏法を正伝せり、あへて余輩のならぶべきにあらず」
[2] 〘代名〙 自称。私。われ。または、私たち。われわれ。明治初期に多用された文章語
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初「右布告の趣旨は余輩天道の扶助を固く信じて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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