余暇権(読み)よかけん

世界大百科事典(旧版)内の余暇権の言及

【レクリエーション】より

…遊びのなかで子どもが健全に育つという考え方は,19世紀末のアメリカで遊び場運動を生み出し,これが後のレクリエーション運動の出発点となった。 他方,資本主義の生み出した単調かつ長時間にわたる非人間的な労働に対して,労働時間の制限や労働環境の改善を求める運動がくり返され,そのなかから〈余暇権〉の思想が生まれた。マルクスの娘婿P.ラファルグの《怠ける権利》(1883)はその先駆的な主張だが,それはしだいに現実化して,労働時間短縮とレクリエーション条件の整備が進められていく。…

※「余暇権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」