何方道(読み)どっちみち

精選版 日本国語大辞典 「何方道」の意味・読み・例文・類語

どっち‐みち【何方道】

〘副〙 いずれにしても。どのようにしても。どのみち。どちらみち。
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉三「どっち道(ミチ)同じ事だから持病といふのを先きに聞きたいといふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「何方道」の意味・読み・例文・類語

どっち‐みち【方道】

[副]どういうふうにしても、結局はある状態になることを表す。どちらにしても。いずれにしても。どのみち。「今から急いでも何方道間に合わない」
[類語]どの道結局矢張り畢竟ひっきょう所詮しょせん何れにしても善かれ悪しかれ結句ついとどの詰まり詰まるところ帰するところせんずるところ要するにいずれどうせつまり挙げ句挙げ句の果ていよいよとうとうどうともどうあってもどうでも差し詰め究竟きゅうきょう果ては何と言ってももはやとにかく何しろ何せ何分なにぶん何分にもなんにせよともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ遅かれ早かれ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android