何分にも(読み)ナニブンニモ

デジタル大辞泉 「何分にも」の意味・読み・例文・類語

何分なにぶんにも

なんといっても。とにもかくにも。「何分にも昔の事なので思い出せない」
[類語]とにかく何しろ何せ何分なにぶんなんにせよともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ畢竟ひっきょう結局矢張り所詮しょせんどの道何れにしても結句ついとどの詰まり詰まるところ帰するところせんずるところ要するにいずれどうせつまりとうとういよいよ挙げ句挙げ句の果て差し詰め究竟きゅうきょう果ては何と言ってもどっち道もはや遅かれ早かれ善かれ悪しかれ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何分にも」の意味・読み・例文・類語

なにぶん【何分】 にも

① どんなふうにでも。
※俳諧・一字般若(1772)「社中諸邦への云訳には、此後何分にもいい給へ」
② なんといっても。とにもかくにも。
※鷹見泉石宛渡辺崋山書簡‐天保七年(1836)一二月一八日「大さわぎと相成、何分にも引込、全快迄養生仕かね、当月朔日出勤仕候」

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