何です(読み)なんです

精選版 日本国語大辞典 「何です」の意味・読み・例文・類語

なん【何】 =です[=でございます]

① =なんだ(何━)(一)①
※華々しき一族(1935)〈森本薫〉一「僕に? 伺ひませう。何です」
② =なんだ(何━)(一)②
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一「貴方も御修行中ですから、何でせうから、あの何は、妾が如何ともしますから」
③ =なんだ(何━)(一)③
※華々しき一族(1935)〈森本薫〉一「なんです、そんなことくらゐ」
④ =なんだ(何━)(二)①
北京幽霊(1943)〈飯沢匡〉二「何です。そんな大きな声を出して…。もう遅いんですよ」
⑤ =なんだ(何━)(二)②
※堅塁奪取(1950)〈福田恒存〉「なんですって…本気ですか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android