体認(読み)たいにん

精選版 日本国語大辞典 「体認」の意味・読み・例文・類語

たい‐にん【体認】

〘名〙 心に刻み込むように十分会得すること。また、実際に体験して十分に会得すること。たいじん。
翁問答(1650)上「義理にて論じては合点ゆきがたければ、目のまへなることにたとへて体認(タイニン)したるがよく候」 〔張載‐張子語録・後録下〕

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デジタル大辞泉 「体認」の意味・読み・例文・類語

たい‐にん【体認】

[名](スル)自分のものとして体験的に会得すること。

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普及版 字通 「体認」の読み・字形・画数・意味

【体認】たいにん

体験して認識する。宋・張載〔張子語録、後録下〕大抵心と性とは、一に似て二、二に似て一。此の處、最も當(まさ)に體すべし。

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