佐野原村(読み)さのはらむら

日本歴史地名大系 「佐野原村」の解説

佐野原村
さのはらむら

[現在地名]白鷹町佐野原

下山しもやま村の北に位置する。近世初期の邑鑑に村名がみえ、高八五石余、免二ツ八分、家数五(うち役家一・肝煎一)・人数三六、役木として漆・桑・青苧をあげる。蒲生氏高目録帳では村柄は下。京都の商人西村久左衛門は、元禄六年(一六九三)黒滝くろたき開削工事開始にあたり、当村の剣先けんざき不動の本堂を再建、鰐口を寄進して、工事成就を祈願している。上杉領村目録によると高二六八石余、本免二ツ一分三厘。反別は田七町五反余・畑二六町余(安永年中改)、家数二八・人数一六四、馬一七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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