佐伯 静治(読み)サエキ セイジ

20世紀日本人名事典 「佐伯 静治」の解説

佐伯 静治
サエキ セイジ

昭和・平成期の弁護士 佐伯法律事務所長;元・日本労働弁護団会長。



生年
明治44(1911)年9月15日

没年
平成13(2001)年4月26日

出生地
東京

学歴〔年〕
中央大学法学部〔昭和10年〕卒

経歴
昭和11年弁護士登録。27年から日本炭鉱労働組合(炭労)顧問弁護士として活躍。29年の日鋼室蘭争議、33年の王子争議に弁護士として関与し、弁護団長を務めた都教組勤評事件では、44年4月の最高裁判決で6被告全員の無罪を勝ち取った。また米軍立川基地の拡張に反対した砂川事件裁判の弁護副団長、恵庭事件主任弁護人、三池争議弁護団長、長沼ナイキ訴訟の弁護人を務めるなど労働争議の弁護を多く手掛けた。44年総評弁護団2代目団長となり、日本法律家協会代表理事も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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