20世紀日本人名事典 「佐々木 達三」の解説
佐々木 達三
ササキ タツゾウ
- 生年
- 明治39(1906)年3月30日
- 没年
- 平成10(1998)年7月7日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京高等工芸学校木材工芸科〔昭和2年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲四等旭日小綬章〔昭和52年〕,国井喜太郎産業工芸賞〔平成3年〕
- 経歴
- 昭和2年横浜船渠(後三菱重工と合併)に入り、21年の同社解体で退社し、フリーとなった。その間、船舶の艤装、インテリアデザイン、装飾画などで活躍。27年日本インダストリアル・デザイナー協会設立に参加、初代理事長。31年日本初の軽四輪乗用車「スバル360」をデザイン。34年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)教授。他に耕耘機「ロビントラクターT4型」、軽トラツク「スバル・サンバー」などのデザインを手がけ、さらに岩石と銀を溶接する方法を創案、画材「セルトン」合成に成功するなど成果をあげた。佐々木達三デザイン事務所を主宰。47年からは伊豆逓信病院などとリハビリテーション施設や用具開発に活躍した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報