…平安末・鎌倉初期の武将。太郎と称す。近江源氏佐々木秀義の長男。平治の乱後下野国宇都宮に住する。1180年(治承4)源頼朝の挙兵に応じ,以後弟らとともに各地を転戦,戦功を重ねた。87年(文治3)以前より近江の守護。91年(建久2),年貢対捍(たいかん)を理由に本拠佐々木荘に日吉社の宮仕が乱入,子息定重が応戦した事件の責任を問われ,薩摩に配流。翌々年許され近江守護に復帰,あわせて石見・隠岐・長門の守護職を加給された。…
※「佐々木太郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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