住吉の御祓(読み)すみよしのおはらい

精選版 日本国語大辞典 「住吉の御祓」の意味・読み・例文・類語

すみよし【住吉】 の 御祓(おはらい)

大阪市住吉住吉大社で、陰暦六月晦日(みそか)に行なう禊(みそぎ)神事。現在では七月三一日、社頭で大祓(おおはらえ)を修し、翌八月一日神輿(みこし)が堺市宿院の頓宮に渡御し、二日早暁に還御する。このおり、堺の市民は手に手にたいまつを持ってこれを送り、送り終わると、たいまつを消して、迎えの提灯がこれに代わる。この火を灘、兵庫、須磨明石和泉など大阪湾に臨む浦々からの遙拝の目じるしとする。住吉祭。住吉南祭。住吉の火替え。住吉の火替え。《季・夏》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android