伸展受容器(読み)しんてんじゅようき

世界大百科事典(旧版)内の伸展受容器の言及

【咳】より

…すなわち,気道刺激によって,まず気管支筋の収縮がおこり,これによってさらに二次的に受容器が刺激され,それによって咳がひきおこされるという考え方である。咳は一つ出るとつぎつぎと続くことがあり,この場合は肺の伸展受容器stretch receptorによるヘーリング=ブロイエル反射も関与する。吸う息が深く,急速であるほど,伸展受容器の興奮は大きく,強い呼気すなわち強い咳をひきおこす。…

※「伸展受容器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」