伝声管(読み)でんせいかん

精選版 日本国語大辞典 「伝声管」の意味・読み・例文・類語

でんせい‐かん ‥クヮン【伝声管】

〘名〙
① 離れた二室をつなぎ、音声を通すパイプ。一般に両端に小型のラッパ状の口をとりつけ、連絡用に使用される。船舶などで広く採用されている。
記念碑(1955)〈堀田善衛〉「窓のない部屋にいる。〈略〉パイプ、伝声管。地響きがするようだ」
メガホンのこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「伝声管」の意味・読み・例文・類語

でんせい‐かん〔‐クワン〕【伝声管】

管の端に口をあてて話した声を、他の端で聞きとるための長い管。船舶・航空機工場などで使用。

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