会す(読み)アワス

デジタル大辞泉 「会す」の意味・読み・例文・類語

あわ・す〔あはす〕【会(わ)す/遭(わ)す】

[動サ五(四)]《「合わす」と同語源》「会わせる」に同じ。「ひどい目に―・す」
[動サ下二]あ(会)わせる」の文語形

かい・す〔クワイす〕【会す】

[動サ五]かい(会)する」(サ変)の五段化。「一年に一度ここに―・そうと約束する」
[可能]かいせる
[動サ変]かい(会)する」の文語形。

え・す〔ヱす〕【会す】

[動サ変]理解する。会得する。
涅槃ねはんの真を―・して」〈露伴五重塔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「会す」の意味・読み・例文・類語

あわ‐・す あは‥【会す】

連語〙 (動詞「あう(会)」の未然形上代尊敬助動詞「す」の付いたもの) 「あう(会)」の尊敬語。おあいになる。
古事記(712)中・歌謡木幡(こはた)の 道に 阿波志(アハシ)嬢子(をとめ)
万葉(8C後)九・一六九二「あが恋ふる妹は相佐(あはサ)ず玉の浦に衣片敷きひとりかも寝む」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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