休止期(読み)きゅうしき(英語表記)resting stage; interphase

精選版 日本国語大辞典 「休止期」の意味・読み・例文・類語

きゅうし‐き キウシ‥【休止期】

〘名〙 生物細胞が機能的には活動しているが、核分裂細胞分裂をしていない時期をいう。代謝期。静止期。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「休止期」の意味・わかりやすい解説

休止期
きゅうしき
resting stage; interphase

一定の活動周期で反復される細胞分裂において,一つの分裂と次の分裂との間にみられる,外見上は動きのない時期。静止期,中間期,代謝期ともいう。核は核膜に包まれ,休止核の状態にある。ただし,細胞の全活動が休止しているのではなく,次の分裂のために必要な核酸合成などはこの時期の一部に行われるので,休止期をさらに G1 期,S期,G2 期などに分ける。Gは gapの略で,真の休止期を意味する。Sは synthesis (合成) の略である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android