伏見屋外新田(読み)ふしみやそとしんでん

日本歴史地名大系 「伏見屋外新田」の解説

伏見屋外新田
ふしみやそとしんでん

[現在地名]碧南市伏見屋外新田

矢作川の右岸伏見屋新田の東側に位置する干拓新田。伏見屋新田を水害から守ることを目的とした新田で、流作りゆうさく新田ともいう。伏見屋新田は元文三年(一七三八)破堤、河水がことごとく新田に奔流した。江戸の町人加田屋藤五郎は、棚尾たなお村の平八郎とともに矢作川を締切って本流を伏見屋新田・平七へいしち新田に川違いし、矢作川の下田を新田にしようとしたが、鷲塚わしづか村・平七村・大浜おおはま村・棚尾村の反対にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android