朝日日本歴史人物事典 「伊集院彦吉」の解説
伊集院彦吉
生年:元治1.6.19(1864.7.22)
明治大正期の外交官。妻は大久保利通の娘芳子。鹿児島藩士の子として生まれ,上京して大学予備門から帝大法科大法律学科を卒業し,すぐに外務省に入省して外交官の道を歩む。赴任地は東アジアが長かった。大正8(1919)年パリ講和会議全権委員,11年関東庁長官となり,12年第2次山本権兵衛内閣で外相となる。語学は不得手であったが視野が広く,また軍との協調を重視したという。<参考文献>故伊集院男爵十周年忌追悼会編『伊集院彦吉男爵青木宣純将軍追悼録』
(季武嘉也)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報