伊東貫斎(読み)いとう かんさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊東貫斎」の解説

伊東貫斎 いとう-かんさい

1826-1893 江戸後期-明治時代の蘭方医。
文政9年5月19日生まれ。緒方洪庵(こうあん)の門をへて,伊東玄朴(げんぼく)の娘婿となる。紀伊(きい)和歌山藩医ののち,安政4年幕命により伊豆(いず)下田詰となり,重病のアメリカ総領事ハリスを治療した。幕府奥医師,西洋医学所教授,大典医を歴任。明治26年7月28日死去。68歳。武蔵(むさし)府中(東京都)出身。本姓は織田。名は盛貞。字(あざな)は文仲。通称は貞。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android