伊古乃速御玉姫神社(読み)いこのはやみたまひめじんじや

日本歴史地名大系 「伊古乃速御玉姫神社」の解説

伊古乃速御玉姫神社
いこのはやみたまひめじんじや

[現在地名]滑川町伊古

伊古の東部にあり、旧郷社。現在地に移転したのは天正四年(一五七六)のことで、以前は西方約七〇〇メートル、標高一三一・八メートルの二の宮にのみや山山頂に祀られていたという(「風土記稿」など)。旧社地は奥社・元院などとよばれる。「延喜式」神名帳に載る比企郡の伊古乃速御玉比売神社に比定され、また古代の比企郡渭後ぬのしり(和名抄)の渭後を「いご」「いこ」とよんで同郷との関連も指摘される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android