伊勢崎絣(読み)いせさきがすり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「伊勢崎絣」の解説

伊勢崎絣[染織]
いせさきがすり

関東地方群馬県の地域ブランド。
主に伊勢崎市などで製作されている。伊勢崎絣は古くからつくられているが、産地を形成したのは17世紀後半。以来、居座機による手工業工夫改良が加えられて、独特の民芸手織絣が生まれた。明治時代から昭和期にかけては伊勢崎銘仙と呼ばれ全国的に有名であった。括り絣・板締絣・捺染加工絣の絣糸技法に特徴がある。群馬県ふるさと伝統工芸品。1975(昭和50)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「伊勢崎絣」の解説

伊勢崎絣

群馬県伊勢崎市を中心に生産される手織りの織物明治・大正・昭和期には「伊勢崎銘仙」と呼ばれ全国的に知られた。括り絣、板締(いたじめ)絣、捺染などの加工技術が特徴。国の伝統的工芸品に指定。

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