伊勢丹(読み)いせたん(英語表記)ISETAN

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊勢丹」の意味・わかりやすい解説

伊勢丹
いせたん
ISETAN

百貨店。1886年初代小菅丹治創業した伊勢屋丹治呉服店が前身で,1924年から百貨店形式をとった。途中合名組織に改組し,1930年株式会社に改組して社名を伊勢丹に変更した。1933年新宿本店が開店。1935年「ほていや」を吸収合併。第2次世界大戦後は店舗の大半駐留軍に接収されたが,1953年全館開店,店舗拡張など積極的経営を展開し,1960年には 1店舗あたり月間売上高日本一を達成した。1965年伊勢丹会館,1968年本店に新館オープン以降,立川店,松戸店,浦和店,相模原店,府中店と拡張に努め,海外店や,その他関連会社も多数もつ。2008年三越共同三越伊勢丹ホールディングス設立し,その子会社となる。2011年三越と合併し,社名を三越伊勢丹に変更した。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「伊勢丹」の解説

伊勢丹

正式社名「株式会社伊勢丹」。英文社名「Isetan Company Limited」。小売業。明治19年(1886)「伊勢屋丹治呉服店」創業。昭和5年(1930)設立。本社は東京都新宿区新宿。三越伊勢丹ホールディングス子会社の都市百貨店。新宿本店の収益力は業界トップクラス。首都圏地盤。グループ企業が京都などにも出店。東京証券取引所第1部旧上場。平成20年(2008)子会社化にともない、上場廃止。同23年(2011)三越に吸収合併、「株式会社三越伊勢丹」となる。

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