伊与野村(読み)いよのむら

日本歴史地名大系 「伊与野村」の解説

伊与野村
いよのむら

[現在地名]宿毛市小筑紫こづくし町伊与野

湊浦みなとうら村の南、伊与野川下流域に展開する村で「伊予野」とも記す(寛保郷帳など)。「土佐州郡志」は「東限石原村下切山、西限海浜、南限小尽浦、北限湊界、東西四里南北十二町」と記す。地名は応徳二年(一〇八五)一一月一二日付福良専当外二名連署堺定書(安芸文書)に「いよのゝなもと」「いよのくしハ、あし川をかわかきりおちあい、たかひ(に)さかいにもち申候」などとみえる。

天正一七年(一五八九)の伊与野村地検帳によれば検地面積五八町一反余、屋敷数六七うち居屋敷五一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android