企業ドリフト(読み)きぎょうどりふと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「企業ドリフト」の意味・わかりやすい解説

企業ドリフト
きぎょうどりふと

単にドリフトdriftともいう。労使関係において、社会的水準もしくは同一産業内の平均的水準を上回るその企業独自の付加給付をいう。ドリフトとは、漂流物およびそれらの積み上げという意味である。日本では、春闘のような統一闘争において、相場に上積みされる分をいう。その内容は、賃金上乗せ、労働時間短縮、定年延長、特別一時金などである。ヨーロッパから始まったといわれる。

[森本三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android