仮葬(読み)かりそう

精選版 日本国語大辞典 「仮葬」の意味・読み・例文・類語

かり‐そう ‥サウ【仮葬】

〘名〙 仮に行なう葬式。⇔本葬
※歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)大切「連雀町質屋隠居が、昨夜(ゆふべ)死んで今夜仮葬(カリサウ)焼場からの帰りがけだ」

か‐そう ‥サウ【仮葬】

〘名〙 正式の葬儀をしないで、仮に葬ること。⇔本葬
監獄法(明治四一年)(1908)七三条「在監者死亡したるときは之を仮葬す」

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デジタル大辞泉 「仮葬」の意味・読み・例文・類語

か‐そう〔‐サウ〕【仮葬】

[名](スル)旅先・駐在先などで死去の際、現地で行う簡単な葬式。
[補説]遺骨・遺体を本国や現住地に持ち帰ってから正式な葬儀を行う。
[類語]葬儀葬式葬礼弔い本葬密葬葬送

かり‐そう〔‐サウ〕【仮葬】

かそう(仮葬)」に同じ。

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普及版 字通 「仮葬」の読み・字形・画数・意味

【仮葬】かそう

仮埋葬

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