仮我(読み)けが

精選版 日本国語大辞典 「仮我」の意味・読み・例文・類語

け‐が【仮我】

〘名〙 仏語。仮に実体とみなされたもの。たとえば、この身は五蘊(ごうん)が和合して生じたもので、実体的な我ではないが、仮りに我と見るなど。〔瑜伽論‐六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「仮我」の意味・読み・例文・類語

け‐が【仮我】

仏語。人間五蘊ごうん因縁が仮に和合したもので、実体としての我があるわけではないが、仮に我があるとしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android