仮名書(読み)かながき

精選版 日本国語大辞典 「仮名書」の意味・読み・例文・類語

かな‐がき【仮名書】

〘名〙
仮名で書くこと。仮名だけで書かれていること。また、そのもの。
※三体詩幻雲抄(1527)二「仮名かきにしたりとも義理だによくは可取に、えこらへぬ文字にかいたによって不用ぞ」
和文書きすること。和文式に書くこと。また、そのもの。
仮名草子浮世物語(1665頃)四「只聞書ばかりにて療治をする。その書物は皆仮名(カナ)がきなり」
浮世草子・元祿大平記(1702)五「大和書(カナガキ)のたはれ草にいたるまで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「仮名書」の意味・読み・例文・類語

かな‐がき【仮名書(き)】

[名](スル)仮名で書くこと。また、書いたもの。⇔真名まな書き

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