仙台[駅](読み)せんだい

百科事典マイペディア 「仙台[駅]」の意味・わかりやすい解説

仙台[駅]【せんだい】

宮城県仙台市にある,東北随一の規模を有する巨大駅。1887年,日本鉄道の駅として開設した長い歴史をもつ。東北新幹線東北本線仙石線仙山線の各線が乗り入れているほか,市営地下鉄とも接続。さらに2007年からは,名取から分岐する仙台空港鉄道の開業に伴い,仙台空港までのシャトル列車も発着している。在来線のうち仙石線だけは,開業時の経緯から東はずれの別ホームから発着していたが,2000年にホームと直交するように地下化されると同時に西方へ1駅,あおば通駅までの延伸を果たし終点ではなくなっている。駅から東へ2kmほどには貨物線沿いに仙台貨物ターミナルがあり,現在では貨物扱いを行わない仙台駅に代わって,杜の都の鉄道物流を一手に引き受けている。東日本大震災では激震に見舞われ,新幹線ホームでは部材や看板の剥離落下が生じるなど,駅設備自体にもかなりの被害が及んだ。

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