付子(読み)つけこ

精選版 日本国語大辞典 「付子」の意味・読み・例文・類語

つけ‐こ【付子】

〘名〙 (「つけご」とも) ウグイスホオジロなどの、鳴き声のよい鳥のそば同類の鳥をつけておき、その音色を習わせること。また、そのつけておく鳴き方の未熟な鳥。→付け親
浮世草子・御伽名代紙衣(1738)二「三光を囀る鶯かな持ちて、付子(ツケコ)の礼銀とりて」

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デジタル大辞泉 「付子」の意味・読み・例文・類語

つけ‐こ【付(け)子】

鳴き声のよいウグイスホオジロなどのそばに同類の鳥をつけ、その音色ねいろを習わせること。また、そのつけておく鳥。音付ねつけ

ぶ‐し【付子/附子】

キンポウゲ科トリカブト植物側根アコニチンなどのアルカロイドを含み、毒性が強い。漢方興奮・強心・鎮痛などに用いる。ぶす。

ぶ‐す【付子/附子】

ぶし(付子)」に同じ。
1が人から恐れられるところから》憎みきらうもの。
「若い時から犬は―でおりゃるよ」〈浄・天鼓

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百科事典マイペディア 「付子」の意味・わかりやすい解説

付子【ふし】

五倍子(ごばいし)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「付子」の解説

付子 (ブス・オウ)

植物。キンポウゲ科の多年草,園芸植物。トリカブトの別称

付子 (ブシ)

植物。キブシ科の落葉低木,薬用植物キブシの別称

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