付付(読み)つきづきし

精選版 日本国語大辞典 「付付」の意味・読み・例文・類語

つきづき‐し【付付】

〘形シク〙 いかにも似つかわしい。ふさわしい。好ましい。調和がとれている。
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「仲忠の侍従の、時々いますなるを、若きをのこども、つきづきしくもてなしてあらせよや」
つきづきし‐げ
〘形動〙
つきづきし‐さ
〘名〙

つき‐づき【付付】

〘名〙 付き添いの者たち。側仕えの者たち。供のもの。
※俳諧・誹諧独吟集(1666)上「住吉のまいりにむかふ諸勧進 源氏の君に多き付々」
浮世草子好色一代男(1682)一「櫛道具〈略〉をとり出し、つきづきのものにわたして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報