付け場料理(読み)つけばりょうり

日本の郷土料理がわかる辞典 「付け場料理」の解説

つけばりょうり【付け場料理】


長野県千曲川沿岸の名物料理で、春、産卵期を迎えたうぐい(はや)を獲り、その場で塩焼き田楽天ぷらなどにして食べるもの。◇付け場とは、川魚の産卵場所のことで、うぐいの産卵習性を利用し天然産卵床に似せて漁のために作った人工産卵床のこともいう。そこに仮設小屋を設けてその場で食べることからいう。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android