他郷(読み)たきょう

精選版 日本国語大辞典 「他郷」の意味・読み・例文・類語

た‐きょう ‥キャウ【他郷】

〘名〙 郷里または母国でない、よその土地異郷他国
続日本紀‐養老四年(720)三月己巳「又無知佰姓不条章、規避傜、多有逃亡、渉歴他郷、積歳忘帰」 〔王勃‐蜀中九日詩〕

た‐ごう ‥ガウ【他郷】

〘名〙 よその村里。よその村。〔文明本節用集(室町中)〕
※車屋本謡曲・籠太鼓(1466頃)「他郷のものと口論し、念なう敵をばうって候」

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デジタル大辞泉 「他郷」の意味・読み・例文・類語

た‐きょう〔‐キヤウ〕【他郷】

故郷でないよその土地。
[類語]外国他国異国異邦外邦他邦異朝異境異郷異土外地海外海彼かいひつ国

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普及版 字通 「他郷」の読み・字形・画数・意味

【他郷】たきよう(きやう)

よその土地。唐・王勃〔蜀中九日〕詩 九九日、臺 他席他、客をるの杯

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