仕覆(読み)しふく

世界大百科事典(旧版)内の仕覆の言及

【茶入】より

…この結果,唐物茶入は古典化して,とくに茄子,文琳,丸壺の唐物茶入は,最高の位置を占めた。 また茶入を入れる仕覆,象牙蓋,盆,挽家(ひきや)(仕覆を着せた茶入を納める棗形の木の器),箱などの付属品も吟味されたから,とくに仕覆に用いられる名物裂(めいぶつぎれ)の製作に寄与した。さらに茶入が一般に貴重視されたことから,本来は薄茶の容器である棗を濃茶入に代用して,わびの風情を表現することも行われた。…

※「仕覆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」