ぶっ‐ちょう ‥チャウ【仏頂】
〘名〙
③ (形動) 無愛想なこと。また、そのさま。
※二人女房(1891‐92)〈
尾崎紅葉〉中「誰が来てもああいふ仏頂
(ブッチャウ)な顔をして」
ぶっちょう ブッチャウ【仏頂】
江戸前期の僧。鹿島
根本寺二一世住職。深川臨川寺の
開山。俗姓平山氏、また藤崎氏とも。別号河南・懶華など。しばしば江戸に出府し、その間に
芭蕉と接した。「
鹿島紀行」の旅では、芭蕉を根本寺に迎えている。寛永二〇~正徳五年(
一六四三‐一七一五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「仏頂」の意味・読み・例文・類語
ぶっ‐ちょう〔‐チヤウ〕【仏頂】
[名]仏の頭の頂。肉髻をさす。
[名・形動]無愛想なこと。また、そのさま。
「誰が来てもああいう―な顔をしているのだから」〈紅葉・二人女房〉
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世界大百科事典(旧版)内の仏頂の言及
【一字金輪】より
…一字金輪仏頂のことで,一字金輪王,一字頂輪王,金輪仏頂王などともいう。仏頂部の中で最もすぐれた仏頂(如来)を意味する。…
※「仏頂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」