仏陀伽耶(読み)ブッダガヤ

デジタル大辞泉 「仏陀伽耶」の意味・読み・例文・類語

ブッダガヤ(Buddh Gayā)

インド北東部、ビハール州の古都ガヤ南方にある仏教聖地釈迦しゃかが悟りを開いた地とされ、紀元前3世紀頃にアショカ王が建立した寺院起源とするマハーボディ寺院大菩提寺)がある。ボードガヤー
[補説]「仏陀伽耶」とも書く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仏陀伽耶」の意味・読み・例文・類語

ぶっだがや【仏陀伽耶】

(Buddha-gayā) インド東部、ビハール州ガヤの南方、ガンジス川の支流ニーラージャナー川(尼連禅河(にれんぜんが))に臨む仏教の聖地。釈迦が六年間の苦行ののち、この地の天竺菩提樹の下で悟りを開いたという。四世紀に大菩提寺(大覚寺)が建てられ教学の中心として栄えた。石の仏座、復元された大精舎がある。現名はボードガヤー。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の仏陀伽耶の言及

【ボードガヤー】より

…インド北東部,ビハール州ガヤー市の南約8km,リラージャーン川(古名〈ナイランジャナー〉,その漢訳名〈尼連禅河〉)の西岸にある釈迦の成道処で,仏教随一の聖地。〈ブッダガヤーBuddhagayā〉,またその音写〈仏陀伽耶〉の名でも知られる。釈迦がその下で悟りを開いた菩提樹を欄楯で囲み菩提道場としたのに始まり,大精舎(マハーボーディ,大菩提寺)の創建はグプタ時代(5~6世紀)であろう。…

※「仏陀伽耶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android