仏法王法両輪論(読み)ぶっぽうおうほうりょうりんろん

世界大百科事典(旧版)内の仏法王法両輪論の言及

【王法】より

…仏典では,帝王の守るべき法(《王法正理論》),帝王の定めた法(《灌頂経》など),広く世間一般の法や掟(《無量寿経》など)の3通りの意に用いられている。日本では中世において,《平家物語》に〈仏法王法牛角也〉とあるように,仏法と並記され,両者があいまって,まったき世界となるという,いわゆる仏法王法両輪論が展開された。《愚管抄》はこの思想を説く代表的な書である。…

※「仏法王法両輪論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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