今泣いた烏がもう笑う(読み)いまないたからすがもうわらう

精選版 日本国語大辞典 「今泣いた烏がもう笑う」の意味・読み・例文・類語

いま【今】 泣(な)いた烏(からす)がもう笑(わら)

今まで泣いていた者が、すぐあと、きげんを直して笑っていること。おもに、子供喜怒哀楽感情の変わりやすいのをたとえていう。
※門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉一「物の一時経たぬ間に今(イマ)(ナ)いた烏(カラス)がもう笑(ワラ)ひ顔、これ上げうと紙の名も千代の折鶴

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「今泣いた烏がもう笑う」の意味・読み・例文・類語

いまいたからすがもうわら

今まで泣いていた者が、すぐ機嫌を直して笑う。子供などの感情がとかく変わりやすいことにいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「今泣いた烏がもう笑う」の解説

今泣いた烏がもう笑う

今まで泣いていた者が、すぐあと、きげんを直して笑っている。おもに、子供の喜怒哀楽の感情の変わりやすいことをたとえていう。

[使用例] 今泣いた烏がもう笑ったと拍子を取って歌ったそうだ[夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android